未成年加害者をかばう親の姿が「不誠実感」交通事故後体験記

未成年加害者をかばう親の姿が「不誠実感」交通事故後体験記今度はご家族が交通事故に遭われた人の体験話である。
2005年の5月にご家族が交通事故に遭ったとのこと。こちらは実際に弁護士に依頼し、裁判になり、慰謝料を請求している事例だ。
(プライバシー保護のため金額等に関しては当記事では触れません)

事故状況 予測できない突然の追突事故

2005年5月、被害者の女性(50代)は買物の途中、信号のない交差点を自転車を押して歩いていた。

加害者が運転する車が横から追突した。被害にあった女性は頭部に怪我を負うことになる。交通事故加害者は、初心者運転で、前方不注意だったとのこと。また、スピード違反も該当していた。

  • 前方不注意
  • 初心者運転
  • スピード違反

この運転していた加害者は、当時18歳だった。

加害者の親のために難航した示談交渉

アンケート調査のなかで、示談交渉が難航していると受け取れる部分がある。
保険会社及び加害者やその家族の対応が悪く、示談するまでに非常に時間がかかりましたとのこと。
被害者本人の意向としては「早く終わらせたい」という気持ちがあり、結果的に、それは金額への妥協へつながることになる。

総じて、保険会社含めて、事故調査に関しては非常に甘く納得できるものではなく、もっと高度で専門的な調査機関があるのであれば、そこに依頼したかったということだ。

加害者の男性は事実を認めて真実を語ろうとしている場面はあったが、その親の不誠実な対応により示談が非常に長引いたとのこと。人生上手に生きていく事も必要だが、罪を認めさせないその親、及び加害者のその後を考えると到底許せるものではない。不誠実さを強く感じる。

交通事故後に加害者が強く出るのは不誠実

交通事故現場イメージ徹底的な対応を求めたかったが被害者女性本人の意向などがあり、妥協するにとどまったという印象を受けた。交通事故後に加害者が知識を付け、主張を変えたり、自分たちに有利になるように交渉してくるケースは多い。これが本当に多いのである。

つまりは、交通事故の案件は、ものによっては交通事故後の対応にとても時間を費やすことになるのである。
できることなら交通事故なんて遭いたくはない。

そもそも相手にケガを負わせている時点で、深く反省してすべて被害者と被害者家族の気がすべて済むまで謝罪してほしいものである。親の身としては理不尽なこともあるだろうが、不誠実な姿勢は許しきれない。

将来的なトラブルを避けることを考え、「妥協」という答えにつながったのかもしれないが、厄介な主張をしてくる相手方にはやはり交通事故案件に強い弁護士に交渉を依頼し、内容によっては裁判に持ち込み、将来的なトラブルまで防止するところまで持ち込むことも必要だ。法的な決着は、他のだれでもない、自分の将来を守ることに繋がるのだから。

(執筆:ジコレフ運営スタッフ)

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すべての事故には違った条件がございますので、必ずしも弁護士依頼での増額を保証するものではありません。事例記事は主に交通事故被害の体験者様へのアンケート内容を元にポイントをしぼってご紹介しておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定できないよう一部を変更しているものもございますのでご了承下さい。
※記事内に使用している写真は一部資料写真になりますが、イメージ写真です。