追突事故を起こした加害者の保険会社任せの対応!被害者男性を悩ませた「2つの痛み」

追突事故を起こした加害者の保険会社任せの対応!被害者男性を悩ませた「2つの痛み」
2009年1月に今回の交通事故は起こりました。自動車乗車中に、よそ見をしていた車が後ろから追突してきました。頚椎(けいつい)を痛めてしまいます。
この交通事故ではすぐさま保険会社との交渉へ入っていきましたが、被害者男性は長引く後遺症を負ってしまいます。

今回の事故の状況

この男性は、早朝会社へ出勤する途中で、先の信号が赤で弧線橋の上で停車中に後方から追突されました。

相手は弧線橋を自転車が走っていたのでそれに気を取られていたようです。よそ見をしている車両の前方不注意。そして、被害者はムチ打ちの痛みと、もうひとつの痛みに悩まされていくことになります。

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  • 前方不注意
  • 脇見運転による追突事故
  • ムチ打ち

消えないムチ打ちの痛み

消えないムチ打ちの痛みこの被害者男性は「頚椎(けいつい)」を痛めました。

頸部はいわゆるムチ打ちの症状で、怪我の一つと捉えて貰えるにはまだまだ時間がかかりそうなものです。正直なった者にしか判らない辛く悲しい怪我です。

それによって普段の生活にしてもかなりの苦労が耐えません。注射や痛み止めのクスリを飲んでいてもその時ばかりでほぼ一生背負っていくことになります。

ムチ打ちは症状の重いものから軽いもの、そして治りが早い人、遅い人、など、治療までにかかる時間が異なってきます。にも関わらず、ムチ打ちのつらいところは本人の痛みの申告でしか表面上わからないところです。特に今回の男性のような追突事故での被害で、発生しやすいとされています。

時間差での症状発生も悩みどころです。交通事故に遭った直後は特に気にならなくても、日を負うごとに深刻化するケースも多くあります。「そのうちおさまるだろう」と、楽観的にとらえてしまい、初期処置・治療を適切に行えない状況が続くと、残りの人生ずっと慢性化してしまうおそれもあるため、交通事故の時には必ず検査をしていきたいものです。

謝罪の気持ちが見えない保険会社との交渉の痛み

もうひとつ。被害者の男性を悩ませた「痛み」がありました。
それは、謝意を示さない加害者と、加害者が交渉を依頼した保険会社の対応です。

交通事故加害者への支払いは何も発生していませんが、しかし、だからといって事故について保険会社の手続きに任せればいいという流れ自体に疑問を感じます。アンケートで、被害者男性は『事故を起こしたという「罪悪感」や、交通事故被害者への「謝意」というものが一切感じられない』と述べていました。こういったケースは少なくはありません。別のケースでは慰謝料を支払っているのだから、お金以上のことはなにもしない、という姿勢をくずさず、被害者に対する「想い」の部分が全く現れないものなどもあります。弁護士に依頼したらあとは我関さずという加害者の姿勢は、もう法律でも裁かれようもありません。

つらい「想い」を受ける前に、被害者側こそ、加害者には同情せず、専門の弁護士に依頼して早々に治療に専念したほうがいいのかもしれません。

(執筆:ジコレフ運営スタッフ)

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※記事内に使用している写真は一部資料写真になりますが、イメージ写真です。