平成24年度統計から見る交通事故の発生状況

なるべくなら被害に合わない方がいい交通事故。今回は統計から客観的に考えていこうと思います。図の出典は警察庁交通局から発表されている統計資料です。

平成24年度の交通事故発生状況

平成24年度の交通事故発生状況

参考URL http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/regulation_wg/1/siryou3.pdf

平成24年度の交通事故発生状況は

件数前年度比
発生件数66万5,138件-2万6,918件 -3.9%
うち死亡事故4,280件-252件 -5.6%
死者数 4,411人-252人 -5.4%
負傷者数82万5,396人-2万9,214人 -3.4%

以上とありました。こちらを一日当りで見てみると

一日あたり
発生件数 約1,822件/日
うち死亡事故 約11件/日
死者数 約12人/日
負傷者数 約2,261人/日

となります。しかしながら、同資料の死者数4,411人は24時間以内に死亡した死者数であり、30日以内死者数だと年間5,237人の方が亡くなっています。これが一日当りだと約14人と死者数が増えます。

宝くじと交通事故死どちらの方が確率的に高いのか?

もう少し違った視点から確率的に見てみましょう。2012年オータムジャンボ宝くじの場合、[当選賞金3億3,000万円]の一等は1,000万に1枚でした。したがって当選確率は1000万分の1ということになります。

しかし、交通事故で死亡する確率は

死者数5,237人÷国民126,000,0000人=0.0000415

つまり宝くじ1枚買って当選する確率より415倍交通事故で亡くなる可能性が高いということになります。

ちなみにロト6だと1等当選確率は、609万分の1。ロト7だと1等当選確率は、1029万分の1という確率になるようです。

(宝くじで「夢を買う」という表現は、あながち間違いでは無いのかも知れませんね。笑)

インターネットから見る検索動向

下図はインターネットで「交通事故」というキーワードをGoogleで検索した2008年~2013年の検索トレンドです。検索数は横ばいに推移しています。

インターネットから見る検索動向

交通事故負傷者数は平成16年をピークに減少しています。しかしながらインターネットでは「交通事故」というキーワードの検索数は横ばいで推移しているのが現状です。正しい知識を持って、万が一にも交通事故に遭遇してしまった場合は、適切な対処を心掛けましょう。